こんにちは、岩下です。とても寒かった1月。やっと寒さもゆるんで春の気配がちらほら感じられるようになった2月。みなさまいかがお過ごしでしょうか。 私事ではありますが、治療室のカーテンを障子に変えました。太陽の光がやわらかくなり、患者さんからも「癒される」と好評です。古くからの日本人の知恵、改めて良いものだと感じている今日この頃です。
〜 ツ ボ の 押 し 方 ( 全 ツ ボ 共 通 ) 〜 押す力の強さは「気持ちがいいと思える強さ」にします。強弱は好みがあると思いますが、強ければよいというものではありません。部位によって使用する指を記載しています。押しやすさと指による力加減を考慮しています(力の強さ…親指>人差し指>中指>薬指)。 すべてツボは、ゆっくり息を吐きながら5秒ほど押し、息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて指の力を抜いてください。これを一ヶ所5〜10回を目安に繰り返してください。体調によって回数を加減した方がよいでしょう。リラックスして押してくださいね。
※ツボは、「反応点(症状が現れる点)」でもあり、治療点でもあります。触っただけでも痛みを感じる場合は、「実証」と言い、不必要な気・血・水が滞っている状態で、このような場合はさするだけで十分です。痛みをこらえて押すと逆効果です。逆に、押して気持ちがいい場合は「虚証」であることがおおく、これは必要な気・血・水が不足している状態と考えられます。この場合は、上記のツボの押し方を実践してください。
◎手足の爪の付け根を指でつまんで軽く揉むのもお勧めします。 これからは「三寒四温」で、寒かったり暖かかったりの繰り返しでしょう。この時期は体が疲れやすく、体調も崩しやすい時期です。また、人事異動などで忙しい方もいらっしゃることでしょう。疲れを感じたとき、休憩中などにツボを押してリラックスしてください。 次回は『五十肩、テニス肘』をご紹介します。
岩下鍼灸院 院長 岩下 登 Noboru Iwashita