みなさん、こんにちは。岩下です。 豪雨だった梅雨があっという間に終わり、いきなり真夏のように太陽が照らすようになりました。セミも土の中から出てくるタイミングを狂わされ、やっと鳴き出した今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
〜 ツ ボ の 押 し 方 ( 全 ツ ボ 共 通 ) 〜 押す力の強さは「気持ちがいいと思える強さ」にします。強弱は好みがあると思いますが、強ければよいというものではありません。部位によって使用する指を記載しています。押しやすさと指による力加減を考慮しています(力の強さ…親指>人差し指>中指>薬指)。 すべてツボは、ゆっくり息を吐きながら5秒ほど押し、息をゆっくり吸いながら5秒ほどかけて指の力を抜いてください。これを一ヶ所5〜10回を目安に繰り返してください。体調によって回数を加減した方がよいでしょう。リラックスして押してくださいね。
※ツボは、「反応点(症状が現れる点)」でもあり、治療点でもあります。触っただけでも痛みを感じる場合は、「実証」と言い、不必要な気・血・水が滞っている状態で、このような場合はさするだけで十分です。痛みをこらえて押すと逆効果です。逆に、押して気持ちがいい場合は「虚証」であることがおおく、これは必要な気・血・水が不足している状態と考えられます。この場合は、上記のツボの押し方を実践してください。
ツボの取り方:耳たぶの下で、あご骨の後ろにあるくぼみに取ります。
押す指:人差し指
体が暑さに慣れず、体力が落ちやすい時期です。クーラーで風邪をひく方、節電のためにクーラーを使わず、扇風機を体に当てて腰や足を痛める方が増えています。体を冷やし過ぎるのは、免疫力も落とし、筋肉も痛めやすくなります。クーラーの効いた部屋にいるときは、足、特にふくらはぎを冷やさないように、扇風機を直接体に当てることはしないようにすると、予防できます。 どうぞ、元気にお過ごしください。 次回は、『口・のどの症状』のツボをご紹介します。
岩下鍼灸院 院長 岩下 登 Noboru Iwashita