みなさん、こんにちは。岩下です。 梅雨に入り、体調管理や食中毒の予防と大変な時期になりました。熱中症にもかかりやすい時期ですので、十分注意して元気に過ごしましょう!
〜 ★小児のツボの刺激法★ 〜 小児のツボは、皮膚の表面に存在します(加齢と共にツボが深部になります)。ですから、小児に対するツボの刺激は、「さする」が原則です。赤ちゃんや幼児は優しく擦ってあげてください。幼稚園児や小学生は、乾いたタオルを指に巻いて軽く擦ったり、つま楊枝を10本くらいまとめてゴムで止め、持ち手の方(とがっていない方)で軽く叩いたりしてあげるのも良いでしょう。刺激した部分の皮膚が軽く赤みをおびるくらいで十分です。決して強く刺激しないでください。 大切なのは、子供が「心地よい」と感じ、長く継続できることです。1回の時間はそんなに長い時間は必要ないので、スキンシップをとりながら、仲良くやってください。毎日続けることで、普段は気付かない子供のサインを見つけるきっかけにもなりますよ。 また、ドライヤーの「弱」でツボを温めることも良いでしょう。
ツボの取り方:いわゆる「みぞおち」の部分で、胸のまん中にある太い骨の下端に取ります。
アトピー性皮膚炎でかきむしって感染が疑われる場合は、すみやかに皮膚科の先生に診てもらいましょう。そうでない場合はどうぞツボを活用したり、鍼灸師にもご相談ください。 夜尿症(おねしょ)を見つけた時はカッとなりやすいですね。でも、やってしまった本人のショックも大きいことでしょう。叱ると子供がストレスを感じ、なかなか治らない原因のひとつになることもあります。寝る前にツボをさすったり温めたりして、コミュニケーションをとってみてください。きっと子供さんもリラックスできることでしょう。 お忙しい親御さんも、毎日5分だけ、ツボの刺激をしながらスキンシップをはかってみてはいかがでしょうか…? 次回は「頸椎症」をご紹介します。
岩下鍼灸院 院長 岩下 登 Noboru Iwashita