『むくみ』は良く耳にする症状のひとつですね。誰でも、大なり小なりむくみを経験したことがあるのではないでしょうか。
むくみとは、「浮腫」とも言われ、細胞と細胞の間に存在する水分(細胞間質液という)が、何らかの原因で溜まる状態を言います。生理的なむくみと病気によるむくみに大別されます。「夕方になると足がむくむ」「飲み過ぎた翌朝、顔がむくんだ」「泣きすぎて目が腫れた」というのは生理的なむくみで、時間の経過と共に改善したり、循環を良くすることで改善しますので、さほど心配はいりません。
病気によるむくみは、「心臓の病気」「肝臓の病気」「腎臓の病気」「甲状腺の病気」などで起こります。むくみと共に気になる症状がある場合、また、むくみが長期間改善しない場合は、病気が隠れていないか、必ずかかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。
病気がなかった場合のむくみには、血液・リンパの流れを改善する対策が必要となります。マッサージ・温熱療法・食事の改善・運動などです。足のむくみは、ふくらはぎの筋力低下が関係します。ふくらはぎがポンプの役割をして、血液を心臓へ戻してくれるからです。ですから、ふくらはぎの筋力を強化する運動(つま先立ち)は大切な運動です。
もちろん、鍼灸治療も効果大です。症例をご紹介します。
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