AB型社員は、一貫性がなくこれといった特徴不足です。O型は、優良O型と駄目O型の人物区別がつきますが、AB型には、その両方が一人の人物に同居しています。良い時は、すごく良い、悪い時は、ひどく悪いというわけです。若いときのAB型は、自分の「気分のムラ」をコントロールできず、そのストレスを外に向ける場合もあります。ちょっとした言葉に異常反応を起こし、「こんな穏やかな人が何故」というような言動も起こします。
AB型気質を、A型とB型とに分けた時、AとBの相反する気質が同居しているわけですが、特徴は、A型の場合とB型の場合を、同時に持ち合わせています。従ってあるときはA型的、ある時はB型的です。AB型のプライドは、地位・立場・身分のプライドと自分の持つスキルのプライドがあり、私は、前者をA型的、後者をB型的プライドと言っています。日常でのプライドの高さも、A型的に高かったり、B型的に全くなかったりします。従って性格判断で、プライドが高いですかと聞かれた時、「高いときも低いときもあります」と成るわけです。そんな相反する性格的なことは他にもたくさんあります。几帳面にしても執着心にしても同様です。ある時はある、ない時はないといった具合に支離滅裂です。またAB型の特徴に、O気質が不足していることです。O型の頑固さに比べ、感情が尾を引かない。目標意識が薄い。チームワーク(仲間意識に乏しい)がない。スポーツも個人技が好き。といった単独・孤独な傾向です。O型のように寂しがりやでなく一人で居ることが苦になりません。行動も、仲間と一緒にというより一人が楽そうです。(A型だと昼食を、仲間と一緒に食べる傾向があるのに、AB型は単独が好み)
会社や上司に対しての忠誠心も、ある時はある、ない時は全くないというようです。上司から見て、信頼すると優秀な部下ですが、そうでない場合全く駄目な部下になります。ひとりの人間に、そんな複雑なパターンが同居している事が特徴です。私はAB型ですが、我社のあるA型社員が、私よりも私の身内である我社への愛社精神があることに、驚いたことがありました。
O型との僅かな共通点である個人主義もAB型の特徴です。少数派のため気づかれないのですが、B型以上に自己中・ワガママ・気まぐれです。そんなAB型も気が向いた時だけは、誰にも真似できない集中力を発揮する事があります。A型的感の良さから何事でも理解や飲み込みが早く、B型的行動の素早さが発揮されて仕事等の進展が早いです。それに何事にも切り替えが早く、従来のパターンに従わず、革新的に効率のよい行動やアイデアを発揮します。そんな合理的な発想は、実は怠け癖の裏返しで「こんな事とても継続出来ない」といった気持ちから「革新性」や「効率重視」の考え方が起こるのでしょう。
AB型の退社は、突発的・無計算で、次に何をするか等考えていない場合が多そうです。いわゆるプッツン退社です。それは完全にB型気質的だと感じています。感情コントロールの効かない状態で、何か嫌なことを言われた瞬間に会社への執着心や上司への信頼が切れるのです。しかし時間がたって、戻ってこなければそれまでですが、上司や同僚の説得にも、心が揺れ動きます。将来の夢や構想などを語ってあげ、君がどうそれに関わるかなどを示すと、すぐに心変わりします。AB型男性相手への説得も、時間を置いてやや冷静さを取り戻した時に行うのが良く、これもO型と相反する現象です。AB型社員の説得には、B型上司・B型同僚、AB型上司が良いでしょう。 |