O型社員は、基本的にゴール型です。一つ一つの仕事でも、ゴール（目標）を与えないとそれに向かって進めない傾向があります。ただしそのゴールがある場合、他の血液型の人よりまっしぐらに進みます。困難かつ大変な仕事でも、こつこつと一人でも行います。ゴールが同じ人たちが一緒だと、チームワークが生まれます。スポーツでも、Ｏ型は、チームプレイが得意です。ただしO型の努力は保守的・伝統的で、革新的なことはありません。こうすればもっと楽に効率よくできるのにというような事でも、こつこつと従来型で行っていきます。そんな傾向なので、Ｏ型の能力は、スキルの積み重ね、晩年型が多そうです。
Ｂ型も努力型ですが、Ｂ型の場合自分の気に入る事、興味のある事にしか努力ができないのに対し、Ｏ型は、ゴールがある場合どんな事でも努力をします。
Ｏ型社員は、上司にとって分りやすいようです。優秀なＯ型と駄目なＯ型が、区別しやすいでしょう。優秀なO型社員は、すぐに目標に向かって頑張りますが、だめO型社員は、理由をつけてサボります。さぼるO型社員には、A型上司の監視が一番です。Ａ型はＯ型を理解しやすく、Ｏ型のうそを見破りやすく、心理の察しも上手です。だからＡ型女性とＯ型男性の場合も同様で、Ｏ型旦那のうそをＡ型女房はしっかりと見抜きます。
Ｏ型社員、部下への説教や注意には、いい加減な言葉は禁物です。言われた事を根に持ちやすく、それが自分の判断や真実と大きく違う場合は、その上司などに対する信頼を失います。上司からすれば、「まだそんなつまらない事を覚えているのか」という想いでしょう。しかしＯ型男性が、前に進むには大事な事なのです。ＡＢ型と違いわだかまりを残したまま、妥協して前に進めないのです。もし自分（説教した方）が間違っていたと気づいたらしっかりと謝りましょう。一言の謝罪が、信頼回復につながります。ただし謝罪だけでなく形のある弁済を喜びます。「謝罪は気持ちだけでなく、形あるもの」という考えは、夫婦間（相手がＯ型の場合）でも必要です。
Ｏ型社員は、会社や上司への忠誠心が、他の血液型に比べ最も少ないと思えます。アメリカ社会の転職が個人のステイタスというのもＯ型社会の考え方かもしれません。Ｏ型で優秀な社員を抱えている社長さんは、彼らの待遇に注意を払っていた方がよいでしょう。転職の考えも現実的で、自分の能力発揮がよりできやすい所、給与の高さや生活の利便性の良いところ等をチェックしています。野心や競争心も強く同僚との出世争いにも果敢に挑戦します。Ｏ型男性にはそんな競争心を刺激する事も必要です。
最も現実的なＯ型は、やはり給与や地位・立場、職権などを優先します。部下に対しての行動・発言も現実的で的確です。ただ自分が上司だという態度が顕著に出てきます。Ａ型のような細かさこそないですが、ミスや部下の怠けに対して厳しいものです。そんな事に徹底した償いを要求します。

Ｏ型社員の退社は計算高く次に働く事をしっかりと決定した上で行います。従って、辞表が出された場合、考え直すよう彼への説得は極めて困難です。今後の会社の方向性や彼の待遇を、どうするとか具体的な案と確約がない場合、上司の話にも懐疑的です。余談ですが会社での、評価制度・人事考課は、優秀なＯ型社員のために作るべきかもしれません。Ｏ型社員の説得には、Ａ型上司・Ａ型同僚、O型上司が良いでしょう。