いさはやの方言(昭和54年収録)
昭和54年に諫早商工会議所が作成したスライド映画「豊かなふるさとを求めて」の中に収録されている各地域の方言で語られた音声をアップしてみました

 
 
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時間(後編  1 分 12 秒)  

そりゃまた あいがとござんすー。

そして この彼岸花は仏さんに上げてくんさらんなたー。

あいや そりゃまたかえってご迷惑かくんなたー。あー 美しかなたー

この花は。こまんかときゃ ゆう 取いぎゃ 行きおったもんなたー。
     (小さい頃は)    (取りに)

そうしてなたー、ちょうちんを作いおったたいなたー。

そぎゃん、そぎゃん。ほら、山に ささぐい を 取いが行ったい
             (小栗=ささぐり)(取りに行ったり)

サセミサンゴを 取いが行ったいしよったもんなたー。
(木の実の種類)

面白かったげなたー。

ほんなこて、今の子どもたちゃ 何百円もすっごたおもちゃてろの
                           (や)

洋菓子てろの チョコレートてろの 上等ばっかい欲しがって 

こぎゃんた 見向きもせんもんなたー。
(こんなものは)

ほんなこて 世の中のあんまい 豊かになりすぎて 自分で考えて
         (あんまり)

作りだそうなんて 思わんごと ひんなっとじゃなかろうかなたー。
          (ように)(ひん=接頭語:強調)


昔は なーいもなかったいどん、ほんなこて よかったなたー。
   (何も)        (本当に)        

諫早の町ことば